スペシャルインタビュー
オーニット製品導入のきっかけになったのは、どのようなお悩みだったのでしょうか。
空間の感染対策のために良いものを探していました
きっかけはもちろんコロナ禍です。2020年春には初めての緊急事態宣言が出て、何か良い対策がないかというのは、ずっと思案していました。状況も今は段々と変化してきましたが、初期の頃に私が参加した講演会では、とにかくコロナはエアロゾル(飛沫)感染だと、それが呼吸器に入ると感染を起こすのだと聞きました。ですから特に空間の除菌ということを念頭において対策を探していました。
オーニット製品は以前からご存知だったのでしょうか。
以前に臭い対策で買っていたものがウイルス対策になると知って
実は先任の園長が20年ほど前に臭い対策のために購入したオーニットのオゾン発生器が2台、0歳児と1歳児の部屋に、しばらく使わないままになっていました。また厨房には、臭いや食中毒予防のために夜間に集中して使用するハイパワータイプの「剛腕」も置いていました。ほかの感染対策商品の営業も色々と来られたし、自分でも調べましたが、ちょうどその頃に「低濃度のオゾンがウイルスに効果がある」という情報を新聞やテレビでも見るようになって、これは空間の対策になるということで、先の2台を昨年のコロナ禍の緊急事態宣言時に新しいものに買い替えたのです。
その後、14台を購入された経緯を教えていただけますか。
すぐにやらなければという想いですぐに発注しました
大きな部屋には3台置くなど、部屋の大きさに合わせてその後計14台を保育室や事務室に設置しました。そこまでは「すぐにやらなければ」という思いで、すぐに購入を決めました。ちょうど導入を決めた後に、山陽新聞にも藤田医科大学のウイルスに低濃度オゾンが効果があるという記事が出て(※)、救急車にも導入されているなどとあったので、ホッとしたのを覚えていますね。さらにその後には自治体の補助金が出ることもわかって、結果的に費用の半分くらいが補助金でまかなえたことになります。
従来はどのような衛生対策をとられていたのでしょうか。
こまめな消毒、乾燥対策の加湿器などと併用で
職員のマスク着用とテーブルは使うたびに必ず消毒、おもちゃなども定期的に消毒を行います。また電解水精製装置も導入して、これは主に食中毒対策として使用しています。昨年には冬の風邪対策も兼ねて全ての部屋に加湿器も購入しました。これらは今も続けて行っています。
保護者の側からの、感染対策への不安を取り除く必要を感じられるようなこともあったのでしょうか。
言われる以前の問題として、できるだけのことを当たり前に
私はつね日頃から、「保育園には感染のリスクはあります」と保護者にお話ししています。200人あまりのお子さん、そのご家族も入れると関係者の数は膨大で、誰が感染していてもおかしくない。そういう意味でリスクをゼロにはできないけれども、経営者としてできるだけのことはやっておく責任があります。保育士さんたちも、もちろん、私たちのことも守ってほしいという想いがあります。対策がどうかといったことを尋ねられたことはありませんが、言われる以前のことをしっかりやっておこうということです。
臭い対策については解決したい問題がおありでしたか。
トイレまわりの脱臭のために小型器を導入
初めに先代の園長が0歳児、1歳児の部屋にオーニット製品を購入したのは、脱臭のためだったと聞いています。今回の導入後にも、トイレの横にある保育室の先生が臭いが気になるというので、脱臭のために小型のものを追加で6台購入して置いています。
導入されて、良かったと思われる点がありましたら教えていただけますか。
このまま何もなく過ぎてくれれば、数年後には良かったと言えるのでは
閉園後に集中して高濃度のオゾンで除菌を行うようにしているので、朝登園するとオゾンの臭いをかすかに感じますよ。ウイルスも菌も、目に見えないものですから、正直に言って今、特に良いとも悪いとも言えません。「買って良かったなあ」というのは、このまま何ごともなく数年が過ぎてくれたら、その時に後から思うことなのではないでしょうか。
最後にこれからオゾンを導入しようと思っている同業種の方に一言お願いします。
てっとり早く導入できる、最善の策だと思います
マスクも消毒液も一時は品薄になって高騰しましたが、「今買っておかないと」と、高くても買えるだけ備蓄するなどしてきました。オゾンの導入も、私は理事長も兼ねているからできることかもしれませんが「今やっておかないと何かあったら後悔する。費用は持ち出しでもいいから、すぐやろう」との思いでした。くどいようだけど効果は目に見えないし、今でも一番いいかどうかは断言できませんが、経営者の責任として、私はこれが今の選択肢の中ではてっとり早く導入できる、最善の策だろうと思って採用したということです。