剛腕を使い始められたきっかけを教えていただけますか?

岩手県でも新型コロナウイルスの感染者が増え始めた頃、直営の仙台港SSがオゾン発生器を導入したのがきっかけで、オゾンを知りました。脱臭よりも除菌の方に興味を持ちまして、ウイルスの不活性化についての資料も拝見して、使ってみたいなと思うようになりました。仙台港SSでは、 車内清掃メニューの除菌サービスがLINE配信されて、30台・40台と施工していたので「こっちもやってみよう」という話になったわけです。

脱臭に関してはどういったご興味があったのでしょうか?

もらっていた資料から、タバコ臭やエアコンの脱臭にも効果があるのは知っていたので、導入後に作成したPOPには脱臭と除菌を入れました。ただ、大抵のお客様は「臭いは気になりますか?」とお聞きしても、普段乗られている車なので「気にならない」と言われるんです。オゾンのことをご存知ない方も多く、「タイヤ交換の間に除菌ができますよ」と言う方がご提案しやすいということで、除菌でのご提案が多いです。

オプション施工として導入されたのは、どのような経緯があったのでしょうか。

金額の話になりますが、一台23万円ぐらいじゃないですか。半年で原価償却できて、それ以降は利益になるという考え方ですね。電源さえあれば使えるものなので利益率がいいというのと、ウイルス除菌というニーズにあった提案もできるというところではないでしょうか。ディーラーさんでは導入されているところがあるようですが、他のスタンドさんではあまり聞かないですね。

オゾン施工をご提案されるのはどのようなタイミングですか?

ガソリン計量機のところに手洗い洗車のご案内と一緒に「剛腕10分1500円」のPOPを貼ってあるので、それを示してご説明するという提案が一つ。 ただ、給油のお客様に 「10分で終わるのでいかがですか」と声かけを200件やってみたんですが「時間がない」などの理由で、施工されたのは1件でした。 また、当社の公式LINEの中で「リッチメニュー」として手洗い洗車と「剛腕」をご紹介しています。LINEの友達登録は 1万4600人なので、チラシよりは効率がいいようで、そこから来てくださる方も少なからずいらっしゃいます。それでもどちらかと言えば1、2か月前に声をかけたお客様が「前に聞いていたから」と来店してくださるケースが多いように思います。 あとは11月、12月のタイヤ交換の時期や1月に多い洗車など、時間を作ってご来店下さっているお客様には、ご提案しやすいです。オゾンはその時間内で施工できるものですから、現状ではこうした作業のプラスアルファでのご提案がメインになっています。

「作業プラスアルファ」の際には、どのように施工されるのですか。

タイヤ交換ですと交換作業が20分くらいなので、その間にエンジンをかけて「剛腕」をかけます。 その後の手締めや、空気圧を計る間にエンジンをかけて空気循環をさせながら換気する、という流れです。全体で40分ぐらいの工程内でできてしまうので、付加価値が生まれ、助かっていますよ。 洗車の場合は作業が15分ぐらいなので、その間閉め切って「剛腕」を稼働します。 拭き上げの時に窓やドアを開けるので、ちょうど換気もできます。この冬は洗車のお客様で12月に13台、 1月には10台を施工させていただきました。

オゾンをかけたあとのお客様の反応はいかがでしょうか?

とてもいいですよ。ご案内時は「ウイルス除菌」とお伝えしていますが「臭いが消える」というご意見が多いです。タバコの臭いなど、とてもきつい臭いには、専用のスプレー(剛腕アシスト)も使うのですが、解消されたのがよく分かるので喜ばれますし、リピートされるお客さんもいらっしゃいます。

お使いになって何ヶ月か経ちますが、改善点などのご要望はありますか?

今はシガーソケットが付いていない車も多いし、ソケットに ドライブレコーダーの電源を引っ張ってる場合も多く、それは外せないんです。車から電源が取れないので、窓を少し開けて外からコードを通すのですが、見栄えの問題もありますし内蔵バッテリーや充電バッテリータイプができたら使いやすいですよね。

では、最後にこれからオゾンを使おうと思われている同業の方に一言お願いできますか。

真似されたくはないのですが...良い商品です。効果を体感しやすく、特に臭いの問題を気にして来店されたお客様は「すごいよかったからもう1回来たよ」と、積極的にリピートしてくださっていますよ。