スペシャルインタビュー
お話を伺ったのは
ビジネスホテルドーミーイン事業本部 首都圏エリア 総支配人 金澤様
初めに、導入されたきっかけを教えていただけますか。
開業備品の一つとしてラインナップされています
金澤様:私が入社した頃には「剛腕」はドーミーイングループであれば導入するように決まっていました。例えば新規開業の際には開業備品のひとつとして1台から3台必ずリストアップされていたので、かなり以前から導入していたのだと思います。ドーミーインではオゾン発生器を知らない人は多分いないというくらい利用させていいただいております。
「剛腕」はどのようにご利用いただいていますか。
コロナ禍で増えた長時間滞在の臭い対策に
金澤様:「剛腕」は、除菌というよりも脱臭で活用させていただいております。というのも昨今のコロナ禍で、お部屋の滞在時間が以前より相当長くなりまして。お部屋から出かけられても何もない、お食事もお店が閉まっていたりしてお部屋で召し上がることが圧倒的に増えました。それに伴って弁当や空き缶などのゴミの量も相当増えており、清掃の際に従来使っていた80ℓのゴミ袋では足りなくなっているほどです。ドーミーインでは大浴場を設けていますので、早めにチェックインしてお風呂でさっぱりして、あとはお部屋でのんびり過ごそうと思ってくださる方が多いのか、口コミでも「ちょっと旅行気分を味わうために都内だけどドーミーインに泊まってきた」というようなコメントを多くいただいています。滞在時間が長くなったことでお部屋にも臭いがつきやすいというわけで、「剛腕」を積極的に利用しています。
特にお困りの臭いはどういった臭いですか?
禁煙のホテルだけに、タバコの臭いは厳禁です
金澤様:食事の臭いもそうですが、特に多いのはタバコと香水です。当館のお部屋は全室禁煙ですが、フロアによっては喫煙ブースを設けていますので、そこでタバコが吸えるんです。喫煙ブースで吸った人が戻って部屋に臭いがつくという事がしばしばあって、ちゃんと室内禁煙というルールを守っていただいていても、臭いがついてしまうことはあるようです。臭いのチェックは現場で判断したスタッフから「この部屋に臭いがあるので、今からオゾン脱臭します」という連絡がインカムを通じて入ります。宿泊のご予約も増えてきていますので、早いうちに対処できなければ売れるお部屋も売れなくなってしまいます。実際、臭いが原因で販売できないといった事態も生じています。これは全国どこのホテルでも共通の悩みではないでしょうか。
タバコ臭の問題が圧倒的に多いのですね。オゾンはお部屋以外でも活用されていますか?
喫煙ブースからの臭いもれ防止にも活躍
金澤様:タバコに関しては臭いの中でも非常に効果的だなあと思います。禁煙のホテルですからお客様はタバコを吸わない方も多く、タバコの臭いには特に敏感に反応されます。その点では「剛腕」をしっかり活用して、 次に使われるお客様に快適に過ごしていただけるように対応ができているかと思います。
一方で香水はなかなか難しくて、何回かに分けて稼働するなど、どうしても時間がかかる場合が多いです。大抵2、3回運転させれば大丈夫なんですが、中にはその後換気も行わないといけない場合もありますね。 「剛腕」という機械がなければ、タバコの臭いを取る時間ももっとかかっていたでしょうし、客室の維持管理という面においては必要不可欠なアイテムだと思います。客室と事務所以外では、喫煙ブースでも「剛腕」を必ず使っています。おかげで臭いがあまり外には漏れていないと感じますし、他のドーミーインでもそれは励行しているはずです。
「剛腕」を使用される際はどのくらい稼働されるのですか。
優先順位の高い部屋から、30分間エアコン併用稼働しています
金澤様:1部屋あたり30分くらいです。本来であれば全室で使えたらいいのですが台数が限られますので、優先順位をつけて稼働しています。現状は2台で満室の時や多い時は4、5部屋、通常では2、3部屋できたら良い方かなという状況です。稼働は清掃スタッフがすることもありますし、我々が客室で臭いの度合いを確認して、メモリを調整することもあります。ただ高濃度オゾンということで人体の影響を考えて、ONにしたらすぐ部屋を出るようにという指示は徹底しています。あと、エアコンを一緒に付け ておくとオゾンが循環するということで、これは実際に効果があると実感しています。「剛腕」のようなタイマー式の製品が小型化されたり、エアフィーノのように電源を入れておけば除菌脱臭できるようなものが各室にあれば、より安全対策がしっかりできるのかなと思いますね。
事務所でお使いいただいているエアフィーノはいかがでしょうか?
事務所内にかすかに感じるオゾン臭で効果を感じています
金澤様:運転させている際にオゾン独特の臭いがあるので、 しっかり除菌効果があるのじゃないかなと思っています。 拡散効果が高まるということで上部に取り付けて、その近くに扇風機を置いてより拡散されるように運用しています。よりお客様が集まりやすい場所に置いておいてもいいのかなと思ってますね。事務所のスペースはホテルによって差がありますが、事業所によっては密になる事もあり、スタッフの安心、安全に一役買っています。
除菌や感染対策では、オゾンの他に何か使われていますか。
無人の空間が作れないケースが多く、除菌がメインです
金澤様:「剛腕」の場合、高濃度オゾンなので使い方を間違えれば人体に影響が出ると聞いたので、ホテルでは完全に人がいない空間を作ることが難しいのですが、「オゾン脱臭中」の案内板を貼って、完全に密閉させた空間を作れる場合にだけオゾンを使っています。除菌の方は、拭き掃除やアルコール除菌というのがメインになっています。
最後に、これからオゾンの導入を考えていらっしゃるホテル業界の方へ一言お願いします。
安全性へのアピールにも活用できる、快適なお部屋に不可欠なアイテム
金澤様:客室で過ごす時間がコロナ禍において非常に長くなっている中、当然お部屋にいるときの快適性が求められていると思います。安全面や快適性を提供できる大事なアイテムだと思いますので、ドーミーインとしては今後もメンテナンスの必要不可欠なアイテムとして運用していくべきじゃないかなと思っています。今後は、安全面・快適面を提供しているというアピールにも役立つと思いますし、毎日本当に助かっています!