
「オゾン」は、強力な酸化力を持ち、殺菌作用に優れているため、ウイルス除去に効果を発揮します。また、気体でも使用できるので部屋の隅々まで行きわたり、ウイルスをしっかり除去できます。
以下、オゾンの各種ウイルスへの不活性化作用をご紹介します。
「オゾン」は、強力な酸化力を持ち、殺菌作用に優れているため、ウイルス除去に効果を発揮します。また、気体でも使用できるので部屋の隅々まで行きわたり、ウイルスをしっかり除去できます。
以下、オゾンの各種ウイルスへの不活性化作用をご紹介します。
試験ウイルス | 対象 | 測定単位:PFU/20L-air | |
---|---|---|---|
0(時間) | 3(時間) | ||
大腸菌ファージ | 対照(オゾン無) | 1.7×105 | 5.3×104 |
試験品(オゾン有) | 1.8×105 | 6 |
試験ウイルス | 対象 | Log TCID50/ml | |
---|---|---|---|
0(分) | 1(分) | ||
インフルエンザウイルスA型 (H1N1) |
対照①(水道水) | 7.5 | 6.0 |
対照②(精製水) | 7.5 | 7.0 | |
試験品(オゾン水) | 7.5 | < 1.5 |
試験ウイルス | 対象 | RT-PCR | |
---|---|---|---|
0(時間) | 12(時間) | ||
ノロウイルス | 対照(オゾン無) | 陽性(+) | 陽性(+) |
試験品(オゾン有) | 陽性(+) | 陰性(-) |
商品タイプ | 使用シーン | |
---|---|---|
オゾンガス 常時使用タイプ |
環境 | 有人 |
発生方法 | 低濃度のオゾンガスを24時間発生させて使用します。 | |
目的 | 室内に付着したり、飛沫となって浮遊しているウイルスをオゾンガスで不活化します。 | |
オゾンガス 短時間燻蒸タイプ |
環境 | 無人 |
発生方法 | 短時間、強力なオゾンを室内に発生させます。 | |
目的 | ウイルスが持ち込まれた恐れのある室内を消毒し、衛生状態を回復します。 | |
オゾン水 | 環境 | 有人 |
発生方法 | 床や物にオゾン水を散布します。 | |
目的 | ウイルスが付着した恐れのあるものを限定して消毒します。 |
流行している新型コロナウイルスを使った試験が行えないため断定はできませんが、他の試験結果から推測すると効果が期待できます。
大腸菌ファージは大腸菌に感染するウイルスの種類のことで、試験をする際のウイルス指標としてひろく用いられています。米国環境保護庁なども推奨しており、日本でも(一社)日本電機工業会が定めるウイルス除去試験の試験対象として挙げられています。
常時使用するタイプの商品であれば、人体に影響のない低濃度のオゾンが発生しますので、人がいる空間でも使用可能です。